人類と宇宙の歴史に驚きと感動!
2020/08/19
# 知る・学ぶ
コスモアイル羽咋(コスモアイルはくい)をご存じでしょうか?
石川県羽咋市にある宇宙科学博物館として知られ宇宙好きのファンのみならず一般の人がみても驚きの博物館です。
コンパクトな博物館ですが、今回は実際にみてきた感想などを紹介いたします。
本物の宇宙船をもってきた男
コスモアイル羽咋に展示してある宇宙資材は羽咋市役所元職員「高野誠鮮」氏が半年かけて米国を飛び回りあつめてきたものだそうです。
しかも驚くべきは本物が展示してあるという事です。高野氏が本物を置きたいと強く思った理由ですが、コスモアイル羽咋の建築計画を立てる際、スミソニアン博物館の学芸員の女性に相談した際の話がとても興味深いものでした。学芸員は「日本に博物館がいくつあるかしってる?」と聞いてきたので、日本にある博物館の数を正確に答えたところ、彼女の答えは「日本に博物館はひとつもない!」との事でした。
日本には鋼鉄のロケットはあるけれどそれでは博物館と呼べないと、、、
つまりレプリカでは本物から感じられる感動や衝撃はなく、それでは博物館とは呼べないという事が彼女の答えの真理でした。
たしかに美術館に行ってそれが全てレプリカだったとしたら、行きたいと思う人はほとんどいないかもしれません。ただそれがロケットや宇宙船となると別、本物をNASAやロシアから借りることは通常では師玉困難だったと思います。
ではどうやって借りることができたか?ですが、、、
ここで全てを紹介してはもったいないので、実際にコスモアイル羽咋へ行って実物をみた上で、頂ける資料を読んで確認してみることをお勧めいたします。
宇宙人のまち
石川県、能登半島にある羽咋市は宇宙人のまちとして知られています。江戸時代よりUFOが目撃されたという伝承が残っているまちです。
私も行くまでは知らなかった場所ですが、近くには日本で唯一といわれる、車で波に近づいて海岸線を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。こちらもコスモアイル羽咋に行かれた際は絶対に寄ってほしいスポットです。
羽咋市内には「ようこそ宇宙人のまち」との看板もありそちらも楽しめます。
コスモアイル羽咋の展示物
コスモアイル羽咋に到着すると、まず目につくのがとても大きなロケットです。
屋外に展示してあるロケットですがこれも本物でした。レッドストーンロケットと呼ばれる実機は「マーキュリー」の打ち上げで15分程度の弾道飛行を行ったものです。屋外にあるのですが錆もなく今にも発射しそうな雰囲気でした。
2階は多数の展示物があり「月面車」「マーキュリー宇宙船」「ヴォストーク宇宙船」「ルナ・マーズローバー」「モルニア通信衛星」「アポロ通信衛星」「ボイジャー惑星探査機」「アポロ月面着陸船」「ルナ24号」「バイキング火星探査機」最後に宇宙人のまちにふさわしい「ロズウェル事件!!」の展示物などがありました。一度は聞いたことがある名前も多いですね。
この中でも、もっとも貴重だといわれているのがルナ24号(予備機)です。
これまでイラストでしか公開されておらず、オープン直後には日米の航空宇宙関係者が何人も視察に訪れたほどのようです。この機体はソ連崩壊前後にほとんどバラバラにされてしまい、地球上で残っているには、このルナ24号一機だけだといわれています。とても貴重なものを真近で見ることができ感動する事間違いなしです。
3階はコスモシアターになっておりプラネタリウムも楽しむ事ができました。
まとめ
普段宇宙に興味がない方でもとても楽しめる本物の博物館、それがコスモアイル羽昨だと感じました。
大人同士でも家族でも能登半島に寄られたときは是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに館内の表示は宇宙人👽がいっぱいでそちらも楽しめると思います。