お知らせ
御礼
谷口彫刻は、
山紫水明の地「飛騨高山」にて、
初代 谷口一貞、二代目 谷口傳幸・谷口宝凛の
三名の職人による工房です。
千三百年前から続く飛騨の匠の精神を受け継ぎ、
一刀一刀に魂を込めて
日々作品づくりをしています。
木との出会い、
新しいデザインとの出会い、
お客様との出会いを大切に、
日々彫刻と向き合っています。
1947年 | 岐阜県旧上宝村に生まれる |
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1963年 | 鈴木清造氏に師事 |
1997年 | 伝統工芸士認定 |
2001年 | 卓越技能岐阜県知事表彰 一位一刀彫組合 理事(~2004) |
2004年 | 新構造展 入賞 |
2006年 | 飛騨伝統的工芸品展 金賞 |
2004年 | 父 谷口一貞に師事 |
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2007年 | 飛騨伝統的工芸品展 金賞 |
2007年 | 井波国際木彫刻キャンプ出品 |
2009年 | 独立 谷口傳幸として活動 |
2013年 | 飛騨一位一刀彫組合理事 |
2017年 | 青山スクエア 谷口傳幸個展 |
2018年 | 伝統工芸士認定 |
2002年 | 父 谷口一貞に師事 |
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2007年 | 独立 谷口宝凛として活動 |
2010年 | ギャラリー飛騨乃風にて個展 (親子展)(以後毎年) |
2012年 | 高松三越クラフト女性作家展 |
2016年 | 青山スクエアにて女性匠展出展 |
一位一刀彫*を称する「一位(イチイ)」の語源は、その昔天皇即位の折りに飛騨水無神社の神体山「位山」に自生していた樹木「一位」を使用した笏(しゃく)を献上したところ、他の材でつくられたものよりも美しく質が高かったため、「正一位」という最高の位が与えられたからと伝えられています。
一位は岐阜県の県木で、美しい木目と使い込んでいくうちに茶褐色のツヤが出てくることから、古くから銘木として知られる樹種です。
江戸で活躍した高山出身の根付彫刻師・松田亮朝(すけとも)に師事をした「松田亮長(すけなが)」が、19世紀に一位の材をノミだけで彫り上げる刀法で、彩色のない刃跡を鋭く残す彫り物をあみだした事から「一位一刀彫」がはじまりました。
*一位一刀彫は、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されております。
当工房では、昔からある構図ではなく、デザインから全て創り上げたオリジナル作品を多く扱っております。
他店では見つからない新しい発想や木目の生かし方、現代の生活スタイルにあった看板、仏像、干支、兜、お雛様等の木彫作品をご提案させて頂きます。
お気軽にご依頼・ご相談ください。
百花の王・牡丹と、百獣の王・獅子。
最高位が重なり合った迫力ある構図です。
松・竹・梅を一つに凝縮した作品。松葉が竹の上部から流れるように配置された粋なデザイン。一位の白太を梅の花に利用し、彩色せず仕上げました。
蓮台は彫りだしの時間がかかる仕上げです。釈迦如来、阿弥陀如来、観音菩薩、地蔵菩薩、不動明王など製作実績多数、各種仏像製作ご予算にて承ります。
厳島神社におさめられていた重要文化財兜をベースに、シンプルであきのこないデザインに仕上げました。サイズや素材により価格もご希望に沿って製作いたします。
古くからお祝いの席や縁起物の象徴として使用されてきた鶴と亀を、日本を表す円の中に一木にて彫り上げました。亀は龍亀となっており、龍・麒麟・鳳凰と共に四大瑞獣の一つです。
ふくろうの翼が風のように舞い上がり、月を包み込んでいます。耳のイヤリングのチェーンも全てくり抜きの一木作品です。
「金婚式」は、ご夫婦が健康に結婚50周年を迎えたことをお祝いするものとして、結婚25周年を祝う「銀婚式」に続いて広く知られる存在になりました。
「式」と言っても、特別なことを行う必要はありません。
ご夫婦ふたりで思い出の地を再訪してみたり、子供らや孫らと家族揃って食事をしたり。
ご夫婦揃って、健やかに結婚50周年という節目を迎えられたことを是非盛大にお祝いしたいものです。
谷口彫刻では、苦労をしない「不苦労」にちなんだ2羽のフクロウが仲良く並んだ時計や壁掛けなど、金婚式のプレゼントとしても人気の高い商品を取り揃えております。
「結婚50周年おめでとう。」
「50年、おつかれさま。」
「50年、一緒に歩いてきてくれてありがとう。」
そんな想いを込めて、ご両親やパートナーに職人がひとつひとつ心を込めて彫り出した、金婚式の記念品となる木彫り品を贈りませんか?
贈り物と一緒に、あたたかな気持ちも伝わるはずです。
使用するノミの数は150本以上。
硬い唐木から木曽ヒノキまで全て機械を使用せず、彫刻刀で仕上げるために彫刻刀の種類を木の種類によって変えて製作します。
砥石は天然砥石をメインに全て手作業で研磨します。
時間はかかりますが刃の角度を変える際の微妙な感覚は手で研ぐことでしか感じられません。
一つの作品を仕上げるためには資料集めからはじまります。
解剖学の本や文献を学びデザインに反映します。
良い作品をつくるためには完成の立体イメージが頭に入っていなければなりません。
彫りながら考えるのではなく彫り上げるラインが見えている必要があります。
写実は基本、写実にオリジナルのデザインを取り込むことがとても難しい作業になります。
使用する材料は基本的に全て乾燥材です。
お客様の手に渡った時割れないよう、長いもので40年、短くても10年程度自然乾燥させた材を使用します。
節や割れを避け、職人の厳しい目で厳選した素材選びを行ってから、作品づくりに取りかかります。
彫っていく際に木目の影響を考えデザインを変更するなど、長年の経験を活かし細心の注意をはらいながら一つの作品を仕上げていきます。
飛騨高山の上一之町にある「木の風」は、谷口彫刻直営の小さな木彫ギャラリーです。
三番叟屋台の前にあり、古い町並み近くに位置しています。
事前にお問い合わせいただけましたら、お客様のご希望の作品や写真等をご覧いただけるよう準備をさせていただきます。
是非お気軽に足をお運びください。