知る・学ぶ

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人類と宇宙の歴史に驚きと感動!

コスモアイル羽咋(コスモアイルはくい)をご存じでしょうか?
石川県羽咋市にある宇宙科学博物館として知られ宇宙好きのファンのみならず一般の人がみても驚きの博物館です。
コンパクトな博物館ですが、今回は実際にみてきた感想などを紹介いたします。

本物の宇宙船をもってきた男

コスモアイル羽咋に展示してある宇宙資材は羽咋市役所元職員「高野誠鮮」氏が半年かけて米国を飛び回りあつめてきたものだそうです。
しかも驚くべきは本物が展示してあるという事です。高野氏が本物を置きたいと強く思った理由ですが、コスモアイル羽咋の建築計画を立てる際、スミソニアン博物館の学芸員の女性に相談した際の話がとても興味深いものでした。学芸員は「日本に博物館がいくつあるかしってる?」と聞いてきたので、日本にある博物館の数を正確に答えたところ、彼女の答えは「日本に博物館はひとつもない!」との事でした。
日本には鋼鉄のロケットはあるけれどそれでは博物館と呼べないと、、、
つまりレプリカでは本物から感じられる感動や衝撃はなく、それでは博物館とは呼べないという事が彼女の答えの真理でした。
たしかに美術館に行ってそれが全てレプリカだったとしたら、行きたいと思う人はほとんどいないかもしれません。ただそれがロケットや宇宙船となると別、本物をNASAやロシアから借りることは通常では師玉困難だったと思います。
ではどうやって借りることができたか?ですが、、、
ここで全てを紹介してはもったいないので、実際にコスモアイル羽咋へ行って実物をみた上で、頂ける資料を読んで確認してみることをお勧めいたします。

宇宙人のまち

石川県、能登半島にある羽咋市は宇宙人のまちとして知られています。江戸時代よりUFOが目撃されたという伝承が残っているまちです。
私も行くまでは知らなかった場所ですが、近くには日本で唯一といわれる、車で波に近づいて海岸線を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。こちらもコスモアイル羽咋に行かれた際は絶対に寄ってほしいスポットです。
羽咋市内には「ようこそ宇宙人のまち」との看板もありそちらも楽しめます。

コスモアイル羽咋の展示物

コスモアイル羽咋に到着すると、まず目につくのがとても大きなロケットです。
屋外に展示してあるロケットですがこれも本物でした。レッドストーンロケットと呼ばれる実機は「マーキュリー」の打ち上げで15分程度の弾道飛行を行ったものです。屋外にあるのですが錆もなく今にも発射しそうな雰囲気でした。
2階は多数の展示物があり「月面車」「マーキュリー宇宙船」「ヴォストーク宇宙船」「ルナ・マーズローバー」「モルニア通信衛星」「アポロ通信衛星」「ボイジャー惑星探査機」「アポロ月面着陸船」「ルナ24号」「バイキング火星探査機」最後に宇宙人のまちにふさわしい「ロズウェル事件!!」の展示物などがありました。一度は聞いたことがある名前も多いですね。
この中でも、もっとも貴重だといわれているのがルナ24号(予備機)です。
これまでイラストでしか公開されておらず、オープン直後には日米の航空宇宙関係者が何人も視察に訪れたほどのようです。この機体はソ連崩壊前後にほとんどバラバラにされてしまい、地球上で残っているには、このルナ24号一機だけだといわれています。とても貴重なものを真近で見ることができ感動する事間違いなしです。
3階はコスモシアターになっておりプラネタリウムも楽しむ事ができました。

まとめ

普段宇宙に興味がない方でもとても楽しめる本物の博物館、それがコスモアイル羽昨だと感じました。
大人同士でも家族でも能登半島に寄られたときは是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに館内の表示は宇宙人👽がいっぱいでそちらも楽しめると思います。

# 知る・学ぶ

2020-08-19

一位(いちい)の名前の由来をご存じでしょうか?

一位は「いちい」と読みますがその意味をご存じでしょうか?
もちろん順位の1番を表すことに使いますが、この他にも実は違う意味があります。
それは「いちい」は木の名前だという事です。今回は一位という木の名前について考えてみましょう。

木の名前になった一位(いちい)

一位の名前の由来はその昔、天皇即位の折にこの木で笏(しゃく)を作らせ、あまりの木目の美しさと見事な出来栄えに感激した事から、当時の最高位の官位を表す「正一位」を授かったと伝えられています。(飛騨水無神社の言い伝えが主)
その時、献上した笏(しゃく)が飛騨にある位山のものであったことから山の名前も位山と名付けた等諸説あるそうです。

霊峰「位山」とは?

位山は飛騨一之宮にある水無神社の奥宮とされ霊山です。頂上部までには巨石群がありパワースポットとなっています。
そして、この山は分水嶺となっており北側は富山県につながり日本海へ、南側は愛知県をぬけ太平洋につながる、まさに日本の中心点のような場所です。
冬の時期、山下部はモンデウス位山スキー場になっており高山市内から15分程度で着く立地の良い場所です。
この山にある一位の原生林は天然記念物に指定されていますが、天皇即位の折にこの位山の一位でつくった笏の皇室への献上が現在でも続いているようです。何か神秘的なものを感じますね。

一位(いちい)の名前の不思議

一位は地方によって呼び方がちがいます。一位一刀彫で有名な飛騨高山では昔は「アララギ」北海道では「オンコ」などと呼ばれています。
漢字では「櫟」と書くのですが、これが面白いポイントで、辞典で調べたときに「クヌギ」「イチイ」と両記載されます。
「一位は一位科一位の針葉樹」「くぬぎはブナ科の落葉樹」まったく違う木なのですが、一文字の漢字にすると櫟となるわけです。
このような事から、いちいは「一位」と表記される事が多くなっているようです。

一位(いちい)の縁起

「いちい」はその名のごとく「一位」ですので、色々なものでとても縁起の良い木とされています。
受験のお守りとして使われたり、表札の最高材として、木彫りの材にも人気の素材です。
ほとんどの人が一位と聞いても木の名前だとわかる方がいませんが、神社などではご神木として伝わっている事も多いようです。

まとめ

一位はその名前を授かる歴史も含めとても高貴な素材だと思います。
なかなか手に入らないため高価で見る機会がありませんが、一位を使った家具や一刀彫、表札など、出会う機会があったときは是非美しい木目を見てください。
時代と共に茶褐色の飴色に変化する特徴も見ることができるかもしれません。

# 知る・学ぶ

2020-08-19